おくすりQ&A
漢方薬―
" 漢方薬は、食間または食前に飲むように言われましたが、食後に飲んではいけないのでしょうか ? "
漢方薬を食間や食前に飲むということは、胃の中が空の時に飲んだ方が良いということです。これは、漢方薬の原料である生薬が、一般的に言って吸収率の低いものが多いからです。 食事の後、食べ物が胃の中にたくさん残っている状態の時に飲むと、ますます吸収が悪くなってしまいます。また、白湯に溶かすなど、漢方薬は暖めて飲む方が吸収が良くなります。ただし、吐き気がしたり、鼻血などの出血がある時は、冷たくして飲むようにします。
▲
" 漢方薬は副作用が無いと聞きました。服用してみたいのですが ? "
天然の植物や動物、それに鉱物などの生薬を原料とした漢方薬は、比較的副作用が少ないのが特徴ではありますが、全く無いと言うわけではありません。ある種のものは下痢が生じたり、しびれや不整脈、高血圧、膀胱炎様症状、また、胃にはやさしいと言われていますが、まれに胃障害が出る場合もあります。 漢方薬での治療は、患者さん個々の体質、自覚症状など様々な要因から「証」と言うものを決定し、それに基づいてその人にあった薬を選び出すことから始まりま す。「証」にあったものを服用することによって、よりいっそうの効果が期待できるのです。ですから、漢方薬は副作用が少ないと言って、むやみに服用してはいけません。他の西洋薬との関わりの問題も少ないながらもありますし、医師や薬剤師に充分相談の上、自分にあったものを安心して服用することをお勧めしま す。
▲
薬局をご利用の方
専門職医療・介護
・福祉にかかわる方
採用・セミナー情報
WEBSITE FEEDBACK
Copyright © Chuo Pharmacy Inc. All Rights Reserved