糖尿病は膵臓から血液中にかけて分泌されるインスリンの働きが悪くなる病気です。インスリンは、糖分(栄養)を代謝して、エネルギーとして細胞が上手く利用 できるようにするホルモンです。ですから、インスリンが不足すると、筋肉などの細胞が栄養素を上手く利用できなくなり、栄養不足、エネルギー不足になりま す。
一方、利用されなかった糖、脂肪などの栄養素は、血液中に貯まり、高血糖(血糖の正常値は空腹時110mg/dl未満、糖尿病では空腹時126mg/dl以上)や、高脂質血症を起こします。この状態が長く続くと、血管や細胞に悪影響を及ぼし、色々な合併症を起こします。
糖尿病には次の2つのタイプがあります。