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身体疾患の治療と予防
脳血管性認知症では、先に述べたように、動脈硬化が原因であり、基礎疾患の治療と予防が重要です。
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薬物療法
抑うつ、イライラ、不安などの症状がある場合には、向精神薬や抗不安薬が使われます。
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リハビリテーション
作業療法が中心です。作業を行うことで感覚や運動機能、精神機能を働かせ認知症の状態を改善していきます。日常生活のちょっとした手先を動かす作業が、脳の働きを活性化させると考えられています。必要があれば運動訓練や言語訓練も行われます。
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生活指導
意欲の低下や無気力のため、家に閉じこもりがちな生活をしていると、認知症の進行が早まります。自分で出来ることは、なるべく自分で行い、出来るだけ毎日外出し、軽い運動や散歩を習慣づけることが大切です。
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介護
介護が必要な場合、その内容が認知症の進行に大きく影響します。次のような注意が必要です。
- ■ 叱って自尊心を傷つけない患者さんのペースに合わせる孤独にさせたり、
不安を与えない
■ 根気よく何度も説明する
- ■ 感情の交流を図る
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